2024年版ほぼ日手帳から紙が新しくなるそうです。もともと使われていたトモエリバー終売のニュースを聞いてから、ずっとどうなるかとドキドキしていました。新しくなったトモエリバーのおためし用紙をもらったので、私の感想や試験を記録しておこうと思い記事にしました。
本記事では、「新しくなったほぼ日手帳の紙”新トモエリバー”」を紹介しています。気になる色抜けや書き心地についても紹介しているのでご興味ある方はご覧ください。
手帳選びの参考になりますように!
どの手帳が対象?
全ての手帳が対象ではなく、2024年版から新しいトモエリバーに切り替わるのは以下の商品です。
- オリジナル
- カズン
- planner
- day-free
- 5年手帳
ほぼ日weeksのみ2025年版切り替え予定と記載されていました。今年新発売したHONも中身はオリジナルなのでおそらく切り替わります。その他、ほぼ日ペーパー(ズ)などはどうなのか分かりません。
お試しペーパーの紹介
2023年版ほぼ日手帳を買った際に、付録として同封されていました。
ほぼ日オリジナルのマンスリーや1日1ページが80%縮小で印刷されています。実際の使用イメージがつきやすいですね。
1日1ページの下部の一言は、新しい用紙への想いがつづられています。よく見ておかないと見逃しそうな部分なので、おためし用紙をお持ちの方は是非チェックしてください。
トモエリバー新旧レビュー
何が変わった?先に結論!
お試しペーパーに記載してあったのは「より裏抜けがしにくく」「同じ厚みでもより軽く」「紙の繊維を整えて表面がよりすっきり」の3点です。
実際にお試ししてみて、私が大きく変わったと感じたのは「紙のきめ」、「書き心地」、「プリントの発色」の3点でした。書き始めは「変化なくない?」と思いましたが、結構違った。ほぼ日手帳(旧トモエリバー)が苦手っていう方にも、新しいトモエリバーを是非チェックしてみてほしいです。
写真では分かりづらいかもしれませんが、詳しく紹介していきます。
紙のきめ
(左)新、(右)旧
旧トモエリバーは少しの白さにむらがあるような感じがしていました。新トモエリバーは紙の色が均一できめが細かくなったように感じます。
色を塗ってみると違いが明確に。新トモエリバーは滑らかに、色むらがなく発色しています。特に、無印良品のラインマーカー(あさぎ色)で違いがよく分かります。
きめの細かさから、後述している書き心地も変わっています。
紙の厚さ・重さ
(左)旧、(右)新
1枚ぺらで見た時は、紙の厚さは同じように感じます。薄すぎて、私の指先の感覚だよりですが…。「軽くなった」と書いてあるので、厚さももしかしたら薄くなっているのかもしれません。
冊子になった時に厚さと重さがどのくらい差があるのか気になるところです。毎日手に持つものだから大事なポイントですよね。
(写真を撮るのが下手ですみません。)
ページをめくる音
ほぼ日手帳といえば、紙をめくるときに出る「カシャッ」とした軽い音が楽しみのひとつ。ページをめくるように、紙をひらひらさせてみると、音がさらに軽くなった気がします。あくまで私の耳ですが…ページが薄くなったからそう感じるのかもしれません。
プリントの発色
(前)新、(後)旧
新しいトモエリバーの方が発色が柔らく見えます。特に、日曜日の「日」赤い部分がわかりやすい。
どちらもマンスリーページなので、おそらく新旧で同じ色使いだと思うのですが…インクの色自体が変更になっただけだったらごめんなさい。
私はイラストをよく描くので、点線が薄くなって絵が際立たせられるのは嬉しいポイントです。
プリントの透け具合
(左)新、(右)旧
紙が薄くなった割に、プリントの透けは薄い気がします。分かりやすいように蛍光灯に当てて透かしています。
書き心地
旧トモエリバーは”さらさら”書ける印象でした。新トモエリバーは少しもちっとした感触があって、私はすごく好きです!全然違う紙ですが、ロルバーンの紙の書き心地と似ている感じがしました。
紙は薄くなっているのに不思議です。
インクの抜け具合・裏移り
ペン、マーカー、万年筆、水彩の4つをチェックしました。私が使ったペン類では、新旧でインクの抜け具合は変わらないように感じました。詳しく紹介していきます。
ペン
(上)旧、(下)新
使用したペンは9種類です。私が文字や絵を描くのによく使うペンで書いてみました。
- signo
- JETSTREAM
- FRIXION
- SARASA
- 油性マッキー
- Style fit
- PIGMA
- Copic MULTILINER
- シャープペンシル
(左)新、(右)旧
裏抜けしたのはどちらも「油性マッキー」だけでした。
マーカー
(左)新、(右)旧
使用したペンは4種類8色です。私がよく絵を塗るのによく使うペンで書いてみました。左が一度塗り、右が三度塗りです。
上から
- 呉竹 ZIGクリーンカラーリアルブラッシュ(083、080、030)
- ゼブラ マイルドライナー(マイルドオレンジ、マイルドゴールド)
- 無印良品 マーカー(あさぎ色)
- トンボ プレイカラー2(さくらいろ、ももいろ)
(左)新、(右)旧
どのペンも色抜けしませんでした。3回塗り重ねた部分も全く透けず。新しいトモエリバーもイラストを描くのは問題はなさそうです。
万年筆
(左)新、(右)旧
使用したペンはLAMY safari EFで、インクは純正のブルーカートリッジです。
重ね塗り、水筆で伸ばしたインクの広がり方も横に試しました。
(左)新、(右)旧
どちらも透けませんでしたが、新しいトモエリバーの方が色は見えていないように感じました。
水彩絵の具
(左)旧、(右)新
使用した絵の具は、ホルベインの透明水彩です。
(左)新、(右)旧
色の透け具合や水分の乾き方はこんな感じです。どちらも透けはありませんでしたが、新しいトモエリバーでは、乾くと紙が少しクシャッとなったのが気になります。手帳を閉じた時に上から見たら、なみなみになるかもしれません。重いものを乗せたらまっすぐなるかな??
絵の具の乾く時間はどちらも変わらないと思います。
まとめ
以上がほぼ日手帳に使われる新旧トモエリバーの比較レビューでした。写真が多く長くなったので、文章はとても簡潔に済ませました。
同じ「トモエリバー」という名前でも、新旧で違いが結構感じられました。ほぼ日手帳が苦手!という方にも一度手に取って書き味を確認してみてほしいです。
情報が手帳選びの参考になったら嬉しいです。
長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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